定例記者会見概要版(令和2年8月27日開催)

令和2年8月27日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和2年8月27日(木曜日)午後2時~2時50分

会場

市役所 11階北会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

冒頭

市長

赤城南麓で豚の盗難が頻繁に発生しています。豚の個体を守ることが必要です。そして、窃盗犯が豚舎の中に入り込むことによって、家畜衛生上、様々な問題が発生します。本市農政部は、農家の方々と協議しながら、対応策の検討を始めました。決まり次第、報告します。

そして、報道機関の皆さまにお願いです。畜舎には近寄らないでください。畜舎は、家畜を飼育する方々が細心の注意を払っている「聖域」でもあります。無断で畜舎に入らないようにしてください。我々も、正確な報道は拒みませんが、なるべく近寄らず、取材が必要な場合は本市の農政部やJA前橋市に連絡してください。

市民の皆さんも、豚舎のほか、様々な畜舎がありますが、近寄らないようにしてください。これから季節も秋になり、山菜やきのこを取りに山へ入ることもあるかと思いますが、家畜生産者の敷地への出入りにはご注意ください。

先般、本市のホストクラブで発生したクラスターについては、群馬県知事が本日の会見で追加報告します。現在、県と本市は連携して、約40店舗へのPCR検査を実施しています。まだ半分程度しか検査できていませんので、この機会に、必ず検査を受けてください。

(1)「まえばしハニープロジェクト」スイーツコラボ企画を実施します

市長

前橋テルサを管理している前橋まちづくり公社が主催した「まえばしハニープロジェクト」ですが、今年で2年目となりました。多くのミツバチが私たちのこの町で集めた蜂蜜を使って、スイーツを作っていただけることになりました。

前橋まちづくり公社 前橋テルサ担当者

私たちは、昨年4月に「まえばしハニープロジェクト」を立ち上げ、前橋テルサ10階の中庭でミツバチの飼育を始めました。今年で2年目を迎えます。

今年は、5月分と6月分とを合わせ、約30キログラムを採ることができました。この春に採れた蜂蜜を活用して、前橋で人気のある和菓子店「なか又」と、通信販売で焼き菓子を販売している「BLEU DE ROI(ブルー ド ロワ)」に商品開発をお願いしました。商品の販売は、9月12日(土曜日)から9月30日(水曜日)までです。

なか又店長

今回、当店でも人気商品の「ふわふわ わぬき 前橋ハニークリーム」を提供いたします。当店は和む菓子屋ということで、どら焼きをメインにしていますが、どら焼きの生地にメレンゲをたっぷり混ぜ込んでふわふわ生地にしたお菓子が人気です。この100%前橋産の蜂蜜を使ったクリームを挟んで販売したいと思いました。「ふわふわ わぬき」は食べ応えがあるのですが、蜂蜜の良さが残り、かつ、くどくならないように試行錯誤しました。

ブルー ド ロワ店長

普段は、ベイシア文化ホールの近くに工房を構えて、焼き菓子を製造しています。今回、イベントに出店した際にお声掛けいただき、参加することとなりました。

マドレーヌはバターを非常に多く使うため、蜂蜜の香りが負けてしまわないように試行錯誤しました。今回は、蜂蜜を3種類の使い方で取り入れています。生地に混ぜ込み、焼き上がりのシロップに入れ、そして最後に糖衣をかけて仕上げています。蜂蜜の3種の使い方で、蜂蜜の上質な香りを味わっていただけたらと思います。

(2)「市有温泉施設に係るサウンディング型利活用調査」を実施します

市長

前橋市は3つの温泉施設を所有していますが、それぞれの温泉施設の在り方を検討しています。民間の力に任せられるものは任せ、民間ができない事業は行政が取り組んでいくことも必要です。また、この3つの施設の指定管理者も同時期に募集を行っています。

資産経営課長

行財政改革推進計画の一環として、令和4年に民間活力の導入を実施するとなっています。今回のサウンディング調査は、事業者や手法を決定する段階のものではなく、それ以前の、事業者の意向の調査を対話型で行うものです。令和4年に実施する民間活力の導入までは、これまでと同様に指定管理者で繋いでいきます。

(3)窓口混雑状況の見える化サービスを試験導入します

市長

株式会社ロコガイドから提案があった、窓口の混雑状況を事前にお知らせできる「混雑ランプ」を試験導入します。赤、緑、黄色の三色で表示します。

情報政策担当部長

現在、マイナポイントの登録で、マイナンバーカード関連窓口が非常に混雑しています。長ければ1時間程度、待つ必要があるということです。待つということは、人が集まるということですので、密になりやすい状況です。それを避けるためにも、混雑状況の見える化を行い、市民が安心して来庁できる環境づくりをしたいと考えています。具体的には、市ホームページ上で、緑・黄・赤の三色で混雑状況を表示します。試験期間の終わりにはアンケートを行い、窓口の拡充などを行う予定です。

2 質疑応答

「まえばしハニープロジェクト」スイーツコラボ企画を実施します

記者

現状のミツバチの状況を教えてください。

前橋まちづくり公社 前橋テルサ担当者

長雨と暑さによって若干減ってしまいましたが、2万匹程度いると思います。

記者

蜂蜜そのものの販売は行いますか。

前橋まちづくり公社 前橋テルサ担当者

今年は、なか又とブルー ド ロワに提供した分を除き、80個を販売し、即日完売となりました。

記者

商品の1日の販売個数を教えてください。

なか又店長

平日は40から50個、土日は70個程度を予定しています。

ブルー ド ロワ店長

9月6日(日曜日)から、まちなか工房に出店するのですが、そちらでは1日80個、通販での個数制限はありません。

「市有温泉施設に係るサウンディング型利活用調査」を実施します

記者

現存する施設を利用することを前提として、新たなサービスを考えていくということでしょうか。

資産経営課長

趣旨は、今後も安定的に温泉施設を維持してよりよいサービスの提供を行っていくことですので、あくまでも温泉施設としての事業をしてほしいと考えています。

記者

前橋市が所有していて運営を委託する施設は複数ありますが、それは、民間に任せられるところは任せ、行政がやれることを絞ろうという狙いでしょうか。その大きな流れの中の1つの政策ということでしょうか。

前橋市で最初のコンクリート橋「石川橋」を70年ぶりに架け替えました

記者

今後、市として名勝を活用する展望はありますか。

市長

その通りです。ファシリティマネジメント、業務改善といった流れの中で、こうした施策が出てきました。

記者

民間からの提案にもよると思いますが、将来、施設を民間に売却する可能性はありますか。

資産経営課長

サウンディング調査の段階では、あくまでも相手方から、相手方ができる範囲での提案をしてもらいます。売却も含めて、民間活力の導入と考えています。

窓口混雑状況の見える化サービスを試験導入します

記者

県内あるいは県外の自治体で導入している自治体はありますか。

情報政策担当部長

群馬県内では初です。県外では、浜松市や世田谷区が導入していると聞いています。

記者

混雑具合は誰が判断をするのでしょうか。

情報政策担当部長

窓口を担当する職員です。

記者

合計何か所の窓口ですか。

情報政策担当部長

10か所です。

案件以外の質問

記者

議会で、スーパーシティを目指すとの話がありましたが、前橋市にはどのようなアドバンテージがあると考えていますか。また、政府にどのようにアピールしていきますか。

市長

厳しい戦いになると思っています。私たちはこれまでに、様々な社会課題を、ICTを用いて解決してきました。これまでスマートシティとして取り組んできたことの実績がアドバンテージになると考えています。

記者

豚の盗難に関して、率直な感想を聞かせてください。

市長

生産者が農畜産物を、どれだけの自信と責任をもって必死に育て、栽培しているのかが伝わっていないことが大変残念です。これ以上の豚の盗難はやめてほしいと思っています。

(以上で終了。)

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更新日:2020年09月02日