外来種(生物)について
外来種とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動などによって他の地域から持ち込まれた生物を指します。
その中でも、生態系などに大きな影響を与えるものを「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により、特定外来生物として指定しています。
前橋市では特定外来生物について注意喚起を行っています。各生物の詳細はリンク先をご確認ください。
クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリとは、幼虫がサクラ、ウメ、モモなどの樹木に寄生し内部を食い荒らす外来昆虫です。繁殖力が高く、被害が進行すると木が枯れてしまうため、観光や農業に深刻な影響を及ぼします。
また、平成30年1月に特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や販売、飼育、野に放つことなどが禁止となりました。
ツヤハダゴマダラカミキリについて
ツヤハダゴマダラカミキリは、トチノキ属、ニレ属、カツラ属、ヤナギ属、カエデ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属など多種類の樹木を加害し、落枝や枯死、倒木などの被害が発生するおそれがあります。また、特定外来生物として、飼育、放出、生きたままの運搬等が原則禁止されています。
ヒアリについて
ヒアリは体長は2.5ミリメートルから6.5ミリメートル程度と大きさにバラつきがあり、全体は赤茶色で腹部が黒っぽい赤色が特徴です。毒性が強く、毒針で刺されるとアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こす恐れがあるため、ヒアリと疑われるアリを発見した場合は、決して素手で触らないでください。
アカカミアリについて
アカカミアリは、体長3~8ミリメートル程度の赤褐色のアリです。腹部に毒針をもち、刺されると激しい痛みがあります。現時点では、アカカミアリと疑わしいアリは他に確認されていませんが、もし疑わしい個体を発見した場合は、素手で触るなど刺激しないでください。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモについて
セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモはともにヒメグモ科の毒グモで特定外来生物に指定されています。毒をもっているのは雌だけですが、咬まれると痛みや発熱が数時間から数日にわたって続き、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などが数週間続くことがあります。
国内では、港湾地域やそれに隣接する地域で多く発見されており、物流や人の移動にともなって生息域が拡大しています。県内でも、これまでに発見事例があり注意が必要です。
特定外来生物に関する注意事項
特定外来生物は、生きたままの運搬や販売、栽培、野に放つことなどが禁止されています。違反した場合は懲役や罰金が科されます。
外部リンク
アメリカシロヒトリについて
アメリカシロヒトリの幼虫(毛虫)は、クワなど樹木の葉を食べつくすため、発生により周辺の自然環境に影響を及ぼす可能性があります。被害の拡大を防ぐためには早期発見、早期駆除が重要です。
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更新日:2025年08月20日