ヤングケアラーについて

ヤングケアラーとは

法令上の明確な定義はありませんが一般的には本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などお手伝いを超えて日常的に行っている子どものことを言います。

例えばこんな子どもたち

・家族の代わりに料理・洗濯・掃除などの家事をしている。

・家族の代わりにきょうだいの世話をしている。

・家計を支えるために労働をしている。

・病気や障害のある家族の世話、看病、介護をしている。

子どもが果たす家庭内役割(家族のケア、お手伝いの範囲や程度)は、時代、文化、地域などによって異なります。子どもの年齢や成熟度に合った家族のケア、お手伝いは子どもの思いやりや責任感などを育みます。 一方で、子どもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や作業など、過度な負担が続くと、子ども自身の心身の成長や健康に影響を及ぼします。

過度に家族のケアを担うことで、本来守られるべき子ども自身の権利が守られないことが問題です。

「自分はヤングケアラーかもしれない・・・」と思ったら

家庭児童相談係では子ども自身、子どものいるご家庭について幅広く相談を受けております。家族のこと、自分のことで悩んでいたらお気軽にご相談ください。

自分の気持ちを誰かに話すことはとても勇気がいることです。ただ、話すことで気持ちが楽になることもあります。

他にも学校の先生や保健室の先生、病院や福祉サービスの人など、色々な人が話を聞いてくれます。

「あの子はヤングケアラーかもしれない・・・」と思ったら

ヤングケアラーは家庭内のことで問題が表に出にくく実態がなかなか周囲に把握されにくいという特徴があります。家族のケアをしていることが当たり前の日常になっているため家族も自分自身もヤングケアラーという自覚がないこともあります。また、自分自身の生活・家庭のことを隠したいという思いがあるかもしれません。

子どもたちの日々の様子や地域活動などを通じてもしかしたら…と感じた時には家庭児童相談係にご相談ください。匿名での相談が可能です。

一人で悩まない・悩ませないために

ヤングケアラーやその家族は複合的な問題を抱えている場合もあり、どこに相談したらよいだろうと思われることもあると思います。まずは家庭児童相談係にご相談ください。関係する部署と連携を図りご本人、ご家族の生活がよりよくなるよう一緒に考えさせていただきます。

この記事に関する
お問い合わせ先

こども未来部 こども支援課 家庭児童相談係

電話:027-220-5702 ファクス:027-243-6474
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
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更新日:2022年09月01日