風しんにご注意ください!!

風しんついて

風しんは、風しんウイルスが原因の感染症です。
飛沫感染により感染し、ヒトからヒトへの感染が伝播します。
感染すると約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週ころまでの女性が感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。

特に、30代から50代男性は注意が必要です

過去の予防接種制度の変遷から、30代から50代の男性は、風しんの抗体(免疫)が低い方が2割程度存在していることが分かっています。
かつては小児のうちに風しんに感染し、自然に免疫を獲得するのが通常でした。しかし、風しんワクチンの接種歴の上昇で自然に感染する人は少なくなってきています。
さらに、風しん患者数が減り、風しんウイルスにさらされる機会が減少したため、幼少時にワクチンを1回のみ接種していた人は免疫が強化されておらず、時間の経過とともに免疫が徐々に弱まってきている人もいます。

過去の風しんの定期接種回数

  • 平成2年4月2日以降に生まれた人:2回
  • 昭和37年度から平成元年に生まれた女性、昭和54年度から平成元年に生まれた男性:1回
  • 昭和54年4月1日以前に生まれた男性:機会なし

予防方法について

風しんの予防接種を受けましょう。
定期接種の対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性【風しん追加的対策(抗体検査・第5期定期予防接種)参照】)は無料で受けることができます。
定期の対象者だけではなく、風しんにかかったことがなく、ワクチン接種歴のない方や不明の方は、かかりつけの医師にご相談ください。
また、前橋市では先天性風しん症候群の発生の予防を図るため、風しん抗体検査及びワクチン接種費用の一部助成事業を実施しております。

妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めてください。

風しんを疑う症状が出たとき

発熱や発疹など、風しんを疑う症状があった場合は、必ず受診前に医療機関に電話等で連絡した上で受診してください。
周囲に感染を広げないように不要な外出を避け、受診の際は公共交通機関の利用は避けてください

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お問い合わせ先

健康部 保健予防課 感染症対策係

電話:027-212-8342 ファクス:027-224-0630
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号(保健センター4階)
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更新日:2023年08月10日