水道料金改定の検討経過について

水道事業の現状

水道事業は、水道料金を主な収入とした、独立採算制にて事業運営を行っていますが、近年の人口の減少、節水機器の普及などにより水道使用量、料金収入が減少傾向にあり、厳しい経営状況が続いています。
また、今後、施設や管路の多くが更新時期を迎えるとともに、災害対策として耐震化などを進めて行く必要があり、多額の更新費用が見込まれています。

このような中、職員の削減や業務委託の推進などの経費削減策を実施し、水道料金を20年以上にわたって据え置いてきましたが、現行料金のままでは経営状況が悪化し、赤字や財源不足が生じ安定した経営が困難な見通しとなっています。

諮問と答申

このような状況下で、今後も安定して水道事業の運営ができるよう水道料金改定について、令和2年10月2日に市長より諮問し、「前橋市水道事業及び公共下水道事業運営審議会」(以下「審議会」という)において審議を行い、令和3年3月26日に審議会より答申を受けました。

諮問

答申

答申を踏まえた水道料金改定の方向性(R3.5.25現在)

審議会の答申を踏まえ、市民のみなさまの生活への影響を考慮し、段階的に水道料金改定を行うことで、改定における負担の軽減を目指します。令和4年度に1回目改定を行い、2回目の改定時期やそれぞれの改定率については、財政状況や社会情勢を考慮して慎重に検討を行います。
今後、検討をさらに進め、令和3年第3回定例市議会に条例改正案を提出する予定です。
ご理解の程、よろしくお願いします。

なお、今回は下水道使用料の改定はありません。

水道料金改定に関する審議会議事録

審議会の決定により、第33回から第37回までの会議を答申まで非公開とし、概要のみを掲載していましたが、答申を受け議事録や資料を公開しました。

実施時期及び平均改定率(案)について(R3.8.19現在)

令和3年8月19日開催の前橋市議会建設水道常任委員会にて水道料金改定案を報告しました。

全体で平均改定率21.7%程度の改定を行いますが、経過措置期間を設けて、令和4年4月1日に平均17.0%程度、令和7年4月1日に平均4.0%程度と改定率を抑え2段階で改定を行う予定です。

令和3年第3回定例市議会で可決されました(R3.9.9現在)

令和3年第3回定例市議会で「前橋市水道事業給水条例の改正について(議案第101号)」が可決されました。

今後、水道料金改定の詳細については下記のリンク先に掲載させていただきます。

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水道局 経営企画課 経営企画係

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〒371-0035 群馬県前橋市岩神町三丁目13番15号
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更新日:2021年05月25日